主は僕に悪を行わせず
かしこくてきれいな女・アビガイルは、仕事もはやい!!
ダメ夫ナバルが、食べ物のことでダビデを怒らせたのを知って、
急いで大量の料理を作ってロバに乗せ、
ものすごいスピードで山を下っていきました。
これがほんとの、
Robar(ロ~バ~) Eats・・・?
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一人の男がマオンにいた。…彼はカルメルで羊の毛を刈っていた。男の名はナバルで、妻の名はアビガイルと言った。妻は聡明で美しかったが、夫は頑固で行状が悪かった。(Ⅰサムエル25:2,3)
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サウルから逃亡中のダビデは、部下たちをナバルのところへ遣わして、ダビデの名のもとに祝福の言葉を述べて食べ物を求めます。しかし、ナバルからの返事はノー、自分の土地がダビデ達の護衛によって守られてきたにも関わらず、この要求を拒否した。ダビデは、部下に剣を取るように命じ、襲撃するつもりで、400人がナバルのところに上りました。
ナバルの従者の1人が、ナバルのかしこい妻アビガイルに、夫の失態を告げると、彼女はすぐに食事を用意して、従者とともにご飯の乗ったロバを走らせた。アビガイルは、ダビデと対面し、ロバを降りてひれ伏して、夫のしたことを詫びた。そして、彼女は言った。
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「どうかはしための失礼をお許しください。主が…あなたをイスラエルの指導者としてお立てになるとき、いわれもなく血を流したり、御自分の手で復讐なさったことなどが、つまずきや、お心の責めとなりませんように。」(Ⅰサムエル記25:28~31)
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ダビデはこれを聞き、主を賛美して言った。
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「・・今日、あなたは私が自ら手を下して血を流すことのないように引き止めてくれた。イスラエルの神、主は生きておられる。主は私を抑え、あなたに害を加えるのを止めてくださった・・」(Ⅰサムエル記25:33,34)
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一時はプライドをナバルに傷つけられ、復讐心に満ちていたダビデは、アビガイルの行動により、その心が変えられたのでした。
自分が失敗をする前に、「こうしたら良いよ」と正しい道を示してくれて、
失敗を回避させてくれた人のことを、大切にしたい。
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「あなたを憎む者が飢えているならパンを与えよ。渇いているなら水を飲ませよ。こうしてあなたは炭火を彼の頭に積む。そして主があなたに報いられる。」(箴言25:21,22)
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「燃える炭火」とは、当時の家での火種でした。
火は、今のように、ガスの栓をひねれば火があるものではなく、
炭火は壺に保管されており、人々の家に、行き、炭火を届ける人がいたそうです。
町の人々は、火が消えそうになっている自分の壺に、
火の守り人から、新しい、燃える炭火をいただくのです。
私は最近まで『アンメット』という医療系ドラマを観ていたのですが、
主人公が同僚の医師と対話しているときの、
「自分の中に光があったら、暗闇も明るく見えるんじゃないかと思う」
という言葉が、印象に残りました。
「燃える炭火」とは、
わたしたちが、神さまから受けている、
愛の光ともいえるかも。
欠けだらけの器に、
神さまが入れてくださった光が入っている。
与えられた光を、誰かに、ともしていきたいと思うのです。
わたしたちのさいわいは
日々、神さまと共に、始めることができることだ。
今週も、喜びをもって、歩んでいきましょう。