主からの呼びかけ
「自分の人生は、もうすでに決まっていたものなんじゃないかって、
時々思うんですよね。」
20年以上通っている美容院の店主が、言った。
髪をカットされながら、
もしかしたら、わたしが、今日髪を切りに行くことも、
すでに決まっている出来事だったのかな、
と、思って、答えた。
「そうかも、ですね。」
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ハンナの息子・サムエルは、祭司エリの元で、主に仕えていた。
彼が眠っている時、主はサムエルを呼ばれた。(Ⅰサムエル3:4)しかも、3回も。祭司エリの助言もあり、4回目にしてサムエルは、主に応答した。
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「主よ、どうぞお話しください。僕は聞いております。」(Ⅰサムエル3:10)
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彼は、どんな環境にあっても、いつも神さまに信頼していた人だった。
このみ言葉のように、いつも神に目を向けて、聞く姿勢を保つこと、大事だ。
世の中に溶け込みながら、
地の塩、世の光となって、清い心で過ごすことは、難しい。
だから、わたしたちには、主の助けが必要だ。
主からくる、試練の時、鍛錬の時は、
「信仰は聞くことから」を実践する好機ともいえる。
ひとりで過ごしている時でも、
みんなと過ごしている時でも、
眠っている時でも、主の呼びかけはある。
現在の私たちひとりひとりに対して、
主は、呼びかけられる。
その声を、いつも聞くことができるように、
心を柔らかくしておきたい。
自分が、主にゆだねられている務め、何だった?
何度も思い出して、確認したらいいと思う。
どんな時でも、神さまに信頼していこう。
【今週のみ言葉】
「主は世界中、至るところを見渡され、御自分と心を一つにする者を力づけようとしておられる。」(Ⅱ歴代誌16:19)