神の目に正しいことを

Q.生活の中で、何かお決まりのパターンはありますか?

-はい。飼いネコのお決まりパターンです。

①ネコがあばれる
➁美味しいエサをあげる
③ネコが落ち着く
④エサがなくなる
再び①ネコがあばれる・・

このパターンを繰り返しています。
美味しいエサは、そんなにストックがないので、
なんとかならないだろうか、と考えています。

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そのころイスラエルには王がいなかったので、人々はおのおの自分たちの目に正しいと思うことを行った。(士師記17:6)
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モーセ・ヨシュアの死後・・
士師記時代のお決まりパターンは、

①イスラエルの民が、神の目に悪とされることを行う
②神は外敵民族をイスラエルの民に送る
③イスラエルの民が、神に助けを求める
④神は、民の救済のために、士師を送る
⑤士師が外敵民族を倒し、平和が訪れる
⑥士師が死ぬと、民は再び、神の目に悪とされることを行う

①~⑥を繰り返す。そんな時代が400年も続いた。
民の救済のために、たてられた士師は12人ほど存在したが、
その中に、ギデオンという、怖がりの士師がいた。
彼は、主の命令で、ミディアン人と戦うことになる。(士師記7章)
敵軍ミディアン人13万5千人に対し、
ギデオン軍は、主に選りすぐられた、たったの300人だった。

礼拝のおわりに、スーパーに寄って、しらすの釜揚げを買った。
しらすパックの中に、わずかな数のタコ・イカが入っているのを見つけた。
ギデオン軍は、しらすパックの中の、タコ・イカくらいに、心細かったかもしれない。

主が言われるとおり、ギデオンが、選抜メンバー300人で戦うと、
圧倒的不利だと思われた敵ミディアン軍に、勝利した。
しかし、その後、彼は強欲な人となってしまった。
そして、また、イスラエルの民は、お決まりパターンにはまっていくのであった・・。

自分本位な正しさを掲げてしまうこと、今のわたしたちにも、同じようなことがある。

算数の授業で、「平行」な線を2本並べて書く時間があった。

「少しでもどちらかがずれると、2本の線は、いつか交差するか、離れていってしまうから気を付けてね」

と、先生が教えてくれた。

少しの「ずれ」が、大きく道を間違うことになる。

生きていると、わたしたちは、間違う。

それも、知らないうちに間違ったりしているから、やっかいだ。

しかし神さまは、

そんな、間違いをしてしまう、ひとりひとりを、用いておられる。

神さまにあって、良い道が何であるのか、

神さまのみこころを求めていきたい。

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あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。だから、恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。」(マタイ10:30,31 )
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私たちは、髪の毛までも、一本残らず、神さまに数えられている。

だから、恐れなくてよい、と主イエスは言われる。

しらすパックのタコとイカのことも、当然、ご存知な方。

わたしたち1人1人を、神さまが、気にかけてくださっているのだ。

イエスさまは、私たちに、

「人は、どんな状況にあっても、父なる神様の愛の中にある」ということを、示しておられる。

それぞれの歩みの中、

それぞれの働きのことを、

一緒に喜んでいきたい。