別の道を通って

東の国の博士たちは、ベツレヘムで救い主イエスに出会い、喜びに満ちた。

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ところが、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。(マタイ2:12)
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博士たちをベツレヘムに送り出した、ヘロデ王の企みが成就しないように、神さまが夢で呼びかけたのだった。博士たちは、主のお告げの通りにした。

― 「あそこに戻ってはいけない。」

そんな導きを感じたことは、いろいろ、ある。
何か目に見えない介入があって、方向転換させられたことを思い出す。

神さまのことを何も知らなかった時、
「なぜこのようなことが起こるのか」という事に焦点を置きがちだったけれど、
そこに必ず意味があるのだと、思い直すことができたのは、
神さまが、かわりに、
自分の重荷を背負っていてくださることを信じているからだ。

自分でも道行きがわかっていないときには、
神さまは、その人に、
はっきりとわかるように、導かれる方だと思う。

家の中でひとり、
片づけ作業をしているときに、
キッチンの小窓から光が射す時がある。
そういう時に、神さまのことを、思う。
わたしたちは、
ひとりで歩いているわけではないのだ。

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遠く離れた東の国から、博士たちはイエスさまに会いにやって来た。喜びに満ちて、帰っていったことだろう。マタイ15章に出てくるカナンの女性は、自分が異邦人であることや、イエスさまにはご計画があったことを分かったうえで、イエスさまに出会い、救われた。彼女もまた、喜んで帰っていったと思う。イエスさまに出会った時、嘆きの道は、喜びの道のりに変えられた。

救い主イエスさまが生まれた、クリスマスを迎えます。
この喜びを胸に抱きつつ、
わたしたちは、それぞれの道を、
歩んでいきましょう。

神さまが創ってくださった、
大切なあなたの心が、
平和で満たされますように。