施しをするときには

イエスさまの時代、当時の宗教指導者たちは、

街頭でラッパを吹き鳴らしてから、貧しい人々に施しをしていた。

イエスさまは、

人に見てもらおうとして、善いことをしないように、注意しなさい、とおっしゃった。

宗教指導者たちは、自分たちの善い行いを、人に見てもらおうと・・人から、ほめられようとしていた。動機がいけない。

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施しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。あなたの施しを人目につかせないためである。そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。(マタイ6:3,4)
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右手と左手が仲良しであることで、

ぱっと、思い浮かんだのは、

右手は鉛筆で字を書き、間違った時に、

左手に持っている消しゴムで、字を消すことだった。

左手が、右手のフォローをしてくれている。

無意識に、勝手に、手が動く。

右手は、無意識に、左手を補って、

左手は、無意識に、右手を補っている。

そんな仲良しって、すてきだな。

しかし

右手さんのした良いことを、

なかよしの左手さんに、あえて言わんでもいいという。

これは、簡単なことだろうか??

わたしのことを知ってほしい、と思う気持ちが、

どこかに沸いてきそうだ。

でも、

親しい人にさえも、明かさない生き方って、

すてきだ。

右手も、左手も、どちらのことも、神さまは知っておられる。

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「あなたの祈りと施しは神の前に(届き)…、覚えられています。」(使徒10:4)
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神さまが知っておられたら、それでいい。

そのような気持ちで過ごせると、

穏やかでいられる気がする。

天の父が、あなたに、豊かに報いてくださるから、

だから、もう、見栄を張ったり、アピールしたりしなくてもいい。

そういうのは、疲れるし、

勝手に期待して、裏切られたと思って、

ムキーッ(怒)となって、

ゴジラみたいに暴れ出すかもしれない。

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寒い。雪が降っていた。

誰も見ないところで静かに降る雪みたいに、

静かに降って、積もって、

知らない間に大地に吸い込まれていった、

みたいなのがいいな、と思った。

まだまだ寒いですが、主の守りがありますように!