救い主のしるし
世界で最初のクリスマス、イエスさまは、ベツレヘムの地でお生まれになった。馬のえさ箱(飼い葉おけ)に寝かされた。父ヨセフと母マリアは宿屋には泊まれなかったのだ。
飼い葉おけ。赤ちゃんを寝かせるには、とてもきれいとは言えない環境の中、乳飲み子イエスは、私たちの罪からの救いのために生まれてくださった。だれよりも弱い存在である、赤ちゃんの姿をして、神の子はこの世に来られた。
イエスの誕生を、天使から知らされた人々がいる。その地方で羊飼いをしていた人たちだった。
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「…今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」(ルカ2:11,12)
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神さまは、虐げられていた人たち・・羊飼いたちのために、真っ先に、大きな喜びを知らせた方であった。
飼い葉おけに寝かされていたから、羊飼いたちは、行って、乳飲み子を探し当てることができた。彼らは、神をあがめ、賛美しながら帰っていった。
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以前、草木染め体験をしたことを思い出した。葉っぱを煮出した液体の中に、真っ白な木綿を入れると、煮汁の色に染まった。
真っ白な布が、イエスさまだとしたら、
救い主の誕生は、この世の罪が煮出された鍋の中に、飛び込んできてくれたようなものだ。布は、白いまま。私たちの罪の色を、十字架につけたとき、白くよみがえらせてくださる。
汚れているから、もうちょっときれいにしてから、神さまの前に・・なんて、思わんでいい。
そのままで、イエスさまの元に行ってみよう。
そのままのわたしで、お迎えしよう。