信仰の薄い者たち

最近、わたしの頭に思い浮かぶフレーズは、

ミルクボーイという漫才師の

「こんなん、なんぼあってもいいですから~!!」

という決まり文句です。

いつも、会場のお客さんから何かをプレゼントされるという設定から漫才が始まるのですが、

このフレーズが、ほっこりするので好きなんです。

ネタはどんなのかというと、例えば・・

A:「オカンの好きな調味料が何なのか思い出せへんねん」

B:「ほんなら、その特徴を言ってみてよ」

A:「オカンが言うには、パンに入れたらめっちゃ膨らむらしいねん」

B:「イースト菌やないか。その特徴は完全にイースト菌やろ。」

A:「いや、俺もイースト菌やと思たんやけどな、オカンが言うにはその調味料、たこ焼きにも入れるらしいねん」

B:「ほな、イースト菌とちゃうか~。」

みたいな感じです。

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イエスさまが、信仰者に対して言われたフレーズがありました。
たびたび、「信仰の薄い者たちよ・・」と語られたのです。

【思いわずらっているとき】
山上の説教の中、明日の生活がどうなるのか分からない人々に対して言われた。
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「ああ信仰の薄い者たちよ。だから何を食べようか、何を飲もうか、あるいは何を着ようかと言って思いわずらうな。」(マタイ6:30,31)
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【恐れがあるとき】
イエスが弟子と舟出したのち、湖上で嵐に遭って、弟子が助けを求めたときに言われた。
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「なぜ怖がるのか、信仰の薄い者たちよ。」(マタイ8:26)
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【イエスの言葉の意味をはき違えたとき】
イエスが弟子たちに「パリサイ派とサドカイ派の人々のパン種に注意しなさい」と言われたことを、弟子たちは「イエスさまは私たちがパンを向こう岸に忘れてきたことを言っているのだ」と論じ合っていた時に言われた。
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「信仰の薄い者たちよ、なぜ、パンを持っていないことで論じ合っているのか。・・・パンについて言ったのではないことが、どうして分からないのか。」(マタイ16:8)
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パン種(イースト菌)は、パンをとっても膨らます。悪いパン種は、共同体に悪い影響を及ぼすから、、パリサイ派やサドカイ派の人々のような虚栄心に気をつけなさいと言われたのである。

何も思いわずらわないで、わたし(イエス)がいつもそばにいることを信じて、高慢になることなく、他の人たちへの、愛と思いやりをもって過ごしなさい、というイエスさまの言葉でした。良い影響が周りに流れていくのが、いいですよね。
気を付けることは何なのか、自分で点検してみよう。