豊作をもたらすために
我が家には、ネコが居ます。
ネコちゃんは、片づけません。
エサはばらまくし、抜け毛は落ちるし、壁は爪とぎにするので、
家は徐々に傷んでおり、
毎日、どこかしらが汚れています。
でも、ネコのおかげで、
家族の心が温かくなる出来事が何度もありました。
「ネコの白い毛が服にしょっちゅう付着する問題」は、
人間の方が、家の中で明るい色の服、または毛がまとわりつかない素材の服を着ることで解決しました。
綺麗にすることを心がけている場所には、どんなところがあるだろう?
自分の家、地域の公民館や、学校、
道路、植栽など・・・あらゆる場所がある。
また、
自分の心も、スッキリしていたい所のひとつです。
汚されたくない、きれいなままでいたい、と思うのは、
自然な感情だと思う。
集まったら、その場所が汚れるかもしれない、
意見の衝突が起こって、傷つくかもしれない。
イエスさまは、神殿で商売する人を、憤って追い出されたことがあった。
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「…宮の中に、牛や羊や鳩を売る者たちと両替人たちがすわっているのをご覧になり、細なわでむちを作って、羊も牛もみな、宮から追い出し、両替人の金を散らし、その台を倒し、また、鳩を売る者に言われた。「それをここから持って行け。わたしの父の家を商売の家としてはならない。」(ヨハネ2章14~16節)
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イエスさまの荒ぶる姿が想像される。しかし、エルサレムの神殿の境内には、目の見えない人や足の不自由な人がいた。イエスさまは、貧しい人々や病の人々が、権力者に阻害されている現実をすべてご存知で、彼らのような、弱い人々の方に目を向け、愛と憐みを示され、病を癒やされた。
ずっときれいなままでいれたら、それはいいかもしれない。
けれど、誰かに出会って、信仰を分かち合う時に、
主の御業がなされていく。
そこに、豊かな収穫があることを期待して、
また今週も一歩、踏み出したい。
【今週のみ言葉】
「牛がいなければ飼い葉桶は清潔だが、豊作をもたらすのは牛の力。(箴言14:4)」