豊かな実を結ぶ
先日、畑のダイコンとニンジンを収穫した。
9月の終わりごろ蒔いた小さい種が、時を経て、結実したのだった。
1~2ミリほどの一粒の種から、おでんサイズの大根ができるなんて、なんとも不思議で、感動する。
畑に種まきをすると、発芽するまで、とても気になる。そして、発芽すると、このまま順調に成長していけるのかも、気になる。土の中で、しっかりと根を張っているのだろうか?水やりをしながら、土を見つめる日が続く。植物が地に根を張る様子は、目には見えない。畑をするようになって、「待つ」ことの大切さを教えられています。
強大な国アッシリアの王であるセナケリブに攻められていたユダヤ国のヒゼキヤ王が、
神に祈りを捧げた時に、主からみ言葉が与えられた。
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あなたに与えるしるしはこれである。すなわち、ことしは落ち穂から生えた物を食べ、二年目には、またその落ち穂から生えた物を食べ、三年目には種をまき、刈り入れ、ぶどう畑を作ってその実を食べる。
ユダの家の、のがれて残る者は再び下に根を張り、上に実を結ぶ。
(イザヤ37:30,31)
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神は、ヒゼキヤの祈りをきかれた。そして、主の御使いがアッシリアの陣営を撃ち、ユダヤの国は守られたのだった。
地に根を張るには時間がかかる。雨も風もくぐらねばならない。試練が続き、忍耐を要する時間に、わたしたちは「神さまいつまで続くのでしょうか」と思うことがあるかと思う。上に枝を伸ばせない時も、その場所で、目に見えない土の中に、根を張り巡らせている時なのだと信じて、下へ下へ、と根を伸ばしたい。神さまは、時が巡り来れば実を結ばせ(詩篇1:3)ることのできる方であり、誰にでも、それぞれの実りをご用意してくださっている方だ。
主に信頼し、今できることに、こつこつと励んでいきましょう。