自分の心を守る
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わたしの愛する兄弟たち、よくわきまえていなさい。だれでも、聞くのに早く、話すのに遅く、また怒るのに遅いようにしなさい。(ヤコブの手紙1:19)
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怒りの感情と上手に付き合っていけたらいいと思う。
怒りに身を任せるのは簡単だが、それを鎮めることは難しい。
怒りの感情が湧いても、6秒待つと、理性が戻るのだという。
6秒。待つことができるだろうか。
お正月、久しぶりに出会った親戚が、自身の怒りの鎮め方について、話をしてくれた。
「わたしは、一晩寝ると、自分が怒ったことをすっかり忘れている。すべて忘れてしまうから、次の日に、普段通りに話しかけたりしてビックリされてるよ」
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怒ることがあっても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで、怒ったままでいてはいけません。(エペソ4:26)
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このみ言葉を、そのまま実践されていた。
怒りをその日だけにしているのは、自分自身の心にも負担が少ない。
そして、なによりも、そうすることで、
お互いの関係の回復も違ってくるだろう。
とはいえ、
怒った側であっても怒られた側であっても、
怒りの感情に振り回されないようにはしたい。
自分に合う方法を見つけられたらよい。
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いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。(Ⅰテサロニケ5:16~18)
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「感謝」を伝えることはよいと思う。
「ありがとう」と言われた方は、「こちらこそありがとう」と言える。
「感謝」の輪が広がる。
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何を守るよりも、自分の心を守れ。そこに命の源がある。(箴言4:23)
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どのようにして、自分の心を守ったらよいだろう。
雨が降ったら傘をさし、
大風が吹いたら外套を羽織り、
雷が鳴ったら、安全な場所に隠れる、等、
「自分の心を守る」という言葉に、
そんなイメージが浮かぶ。
自分の心を、いちばん守れるのは、
まぎれもなく、自分自身だ。
自分の心の中に、命の源があり、
そこから、命の泉が流れ出る。
自分をいたわって大切にしていると、
守られた心から、周りに、良いものが流れていく。
新年から、心が痛むことが多い。
やりきれなさを抱えつつも、この一年、
やってみたいことや、
委ねられていることがあるかと思う。
主に祈りつつ、
「これ、いいな」と思ったこと、
いろいろ、実践してみよう。
主の愛が、まわりにたくさん流れていきますように。