自分の心を守る

************************
わたしの愛する兄弟たち、よくわきまえていなさい。だれでも、聞くのに早く、話すのに遅く、また怒るのに遅いようにしなさい。(ヤコブの手紙1:19)
************************

怒りの感情と上手に付き合っていけたらいいと思う。

怒りに身を任せるのは簡単だが、それを鎮めることは難しい。

怒りの感情が湧いても、6秒待つと、理性が戻るのだという。

6秒。待つことができるだろうか。

お正月、久しぶりに出会った親戚が、自身の怒りの鎮め方について、話をしてくれた。

「わたしは、一晩寝ると、自分が怒ったことをすっかり忘れている。すべて忘れてしまうから、次の日に、普段通りに話しかけたりしてビックリされてるよ」

************************
怒ることがあっても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで、怒ったままでいてはいけません。(エペソ4:26)
************************

このみ言葉を、そのまま実践されていた。

怒りをその日だけにしているのは、自分自身の心にも負担が少ない。

そして、なによりも、そうすることで、

お互いの関係の回復も違ってくるだろう。

とはいえ、

怒った側であっても怒られた側であっても、

怒りの感情に振り回されないようにはしたい。

自分に合う方法を見つけられたらよい。

************************
いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。(Ⅰテサロニケ5:16~18)
************************

「感謝」を伝えることはよいと思う。

「ありがとう」と言われた方は、「こちらこそありがとう」と言える。

「感謝」の輪が広がる。

*****************************************
何を守るよりも、自分の心を守れ。そこに命の源がある。(箴言4:23)
*****************************************

どのようにして、自分の心を守ったらよいだろう。

雨が降ったら傘をさし、

大風が吹いたら外套を羽織り、

雷が鳴ったら、安全な場所に隠れる、等、

「自分の心を守る」という言葉に、

そんなイメージが浮かぶ。

自分の心を、いちばん守れるのは、

まぎれもなく、自分自身だ。

自分の心の中に、命の源があり、

そこから、命の泉が流れ出る。

自分をいたわって大切にしていると、

守られた心から、周りに、良いものが流れていく。

新年から、心が痛むことが多い。

やりきれなさを抱えつつも、この一年、

やってみたいことや、

委ねられていることがあるかと思う。

主に祈りつつ、

「これ、いいな」と思ったこと、

いろいろ、実践してみよう。

主の愛が、まわりにたくさん流れていきますように。