祈りの答えとして

ダビデ王は、息子アブサロムの反逆によって、エルサレムから脱出しました。
主の御心にわが身を委ねつつ、頭を覆い、はだしで、泣きながら、オリーブ山の坂道を上がって、逃げたのです。

しかし、ダビデの潔い信仰は、揺らいでいません。
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(ダビデ王の相談役であった)アヒトフェルが、アブサロムの陰謀に加わったという知らせがダビデの元に届くと、ダビデは祈った。
「主よ、どうかアヒトフェルの助言を愚かなものとしてください。」(Ⅱサムエル15:31)
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ダビデの祈りを主は聞かれました。

ダビデ達がたどり着いた、神を礼拝する頂上に、

ダビデの友達のフシャイが、頭に土をかぶって、裂けた衣服をまとってダビデを迎えたのでした。

ダビデは、「主が祈りに答えてくださった!」と思ったことでしょう。

フシャイは、アヒトフェルの助言を失敗させることができる人物として、町へ戻っていきました。

わたしたちも、

神さまが、人をとおして、働かれることを、

何度も経験していることかと思います。

神さまが、祈りに答えてくださったことは、

忘れられない証しとなり、

復活の力、生きる力が、与えられます。

イエスさまの十字架の贖いは、救いの扉の鍵、

なんの罪もない、神の子イエスが、

わたしたちを罪から救うために、

へりくだって、この世に来てくださいました。

【今週のみ言葉】
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「わたしはあなたのために、信仰がなくならないように祈った。
だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」(ルカ22:32)
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イエスさまが、弟子ペテロを励まされました。

このみ言葉が、心に染み入ります。

わたしも、ペテロのように、

弱い部分がたくさんあって、つまづきが多い人間だ。

でも、弱さの中でくじけそうな自分のことを、

イエスさまは、いつもいつも祈ってくださっていると思うと、

すべてのことが御手の中なんだ、と、思います。

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教会の庭に咲く、シュウメイギクがきれいです。

シュウメイギクは、茎が細い割には、丈が良く伸びるので、

風にのって、しなやかに揺れます。

花の一輪一輪が、風に心地よく当たっているようです。

「あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい」という、

イエスさまからの言葉は、まったくその通りだ。

救いによって、暗闇から抜け出した経験をすると、

今それを必要としている誰かに、伝えたくなる。

ひとりひとりの証しによって、

もうひとりのだれかの心が励まされています。

うれしいですね。

イエスさまをそこにお迎えして、

おたがいに、励まし、励まされ合いながら、

祈りあい、喜び合っていきたいと思います。

そのようなところへ、どうか行かせてくださいと、

祈っていきたいと思います。