忠実を尽くしたい
誰かに忠実に尽くしてもらったことを思い出す。
愛をもって接してくれたことを思い出す。
その愛を受け止めきれずに、
どうしていいか分からない時もあったけど
そんな自分のことにも、あきらめずに
接してくれていたことも思い出す。
大切にしたいと思う。
ヨナタンは、ダビデよりずっと前に死んでしまったけど、
ダビデとヨナタンは、
一緒に過ごしているとき、
お互いに、とても自分らしく、
生きられていたのかもしれない。
ヨナタンは生前、ダビデに願っていた。
******************************
「主がダビデの敵をことごとく地の面から断たれるときにも、あなたの慈しみをわたしの家からとこしえに断たないでほしい。」(Ⅰサムエル記20:14,15)
******************************
時を経て、ダビデは王となり、ヨナタンとの約束を思い出した。
そして、サウル王の僕ツィバに言った。
******************************
「サウル家には、もうだれも残っていないのか。いるなら、その者に神に誓った忠実を尽くしたいが。」(Ⅱサムエル記9:3)
******************************
ダビデは、ヨナタンとの約束を果たすために、
ヨナタンの息子メフィボシェトに忠実を尽くした。
メフィボシェトに注がれたダビデの忠実さは、
イエスさまの願われる忠実さだ。
だれかの忠実(誠実)な歩みは、
もうひとりの人の心を目覚めさせる。
その人は、イエスさまの愛にふれたのだ。
テレビに、ルオーの描くキリストの姿が映った。
道でたたずんでいる人々に
話しかけているように見えた。
道中、いろんなことがあったとしても、
いつも、主はそばにおられる。
そんな、やさしいイエスさまの絵だった。
あなたから受けた忠実を、心にもって、
今週も、歩んで行けますように。
【今週のみ言葉】
「あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」(マタイ5:16)