忠実を尽くしたい

誰かに忠実に尽くしてもらったことを思い出す。

愛をもって接してくれたことを思い出す。

その愛を受け止めきれずに、

どうしていいか分からない時もあったけど

そんな自分のことにも、あきらめずに

接してくれていたことも思い出す。

大切にしたいと思う。

ヨナタンは、ダビデよりずっと前に死んでしまったけど、

ダビデとヨナタンは、

一緒に過ごしているとき、

お互いに、とても自分らしく、

生きられていたのかもしれない。

ヨナタンは生前、ダビデに願っていた。
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「主がダビデの敵をことごとく地の面から断たれるときにも、あなたの慈しみをわたしの家からとこしえに断たないでほしい。」(Ⅰサムエル記20:14,15)
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時を経て、ダビデは王となり、ヨナタンとの約束を思い出した。
そして、サウル王の僕ツィバに言った。
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「サウル家には、もうだれも残っていないのか。いるなら、その者に神に誓った忠実を尽くしたいが。」(Ⅱサムエル記9:3)
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ダビデは、ヨナタンとの約束を果たすために、

ヨナタンの息子メフィボシェトに忠実を尽くした。

メフィボシェトに注がれたダビデの忠実さは、

イエスさまの願われる忠実さだ。

だれかの忠実(誠実)な歩みは、

もうひとりの人の心を目覚めさせる。

その人は、イエスさまの愛にふれたのだ。

テレビに、ルオーの描くキリストの姿が映った。

道でたたずんでいる人々に

話しかけているように見えた。

道中、いろんなことがあったとしても、

いつも、主はそばにおられる。

そんな、やさしいイエスさまの絵だった。

あなたから受けた忠実を、心にもって、

今週も、歩んで行けますように。

【今週のみ言葉】
「あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」(マタイ5:16)