主に明け渡すもの

推しのあの人が出てくるドラマが終わりを迎えた時、
好きだったスポーツ選手が引退する時、
愛読していたマンガが最終回を迎えた時、
一所懸命、心つくした作品や仕事があるとき・・など。
過度な期待、固執をして、しんどいことにもなっていた。
ふりかえると、けっこう、そういった場面が思い出される。
いろんなことを手放せないでいる、わたし。
揺らぎ揺らいで、やっと、この現実に向き合うのでした。

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「あなたの重荷を主にゆだねよ、主はあなたを支えてくださる。主は従う者を支え、とこしえに動揺しないように計らって下さる。」(詩篇55:23)
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琵琶湖沿いによく生えている、ヨシという植物がある。
ヨシの群生が風に合わせて揺れているとき、とてもしなやかに見える。
神に委ねるということは、このヨシのように生きるということだろうか。

人の心は、どうしても揺れてしまう。
しかし揺れるからこそ、人は神さまを求めるようになるのかもしれない。
聖霊の風は、揺らぐわたしたちに、手放すべきものを教えてくださる。
主に明け渡すものを、教えてくださる。

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わたしにとって益であったこれらのものを、キリストのゆえに損と思うようになった。…わたしの主キリスト・イエスを知る知識の絶大な価値のゆえに、…わたしはすべてを失ったが、それらのものを、ふん土のように思っている。(ピリピ3:7,8)
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パウロは、血筋、教育、ユダヤ教徒としての生き方において、非の打ちどころのない人だった。しかし、イエスさまを知り、これまで益と思っていた輝かしい自分の経歴を、今ではウ〇コちゃんまじりの土のようだと言い切った。わたしも、知らず知らずのうちに、握りしめているかもしれない?!

「すべてを/今/手放そう」 (♪御腕に抱いて)
「すべての過去を/手放すことは/何よりも/楽しみとなれた」 (♪Power of your Love)

手放すことが楽しみとなれたら、いいと思う。
重たい荷物のこと、神さまは、ずっと知ってくださっている。
だから、イエスさまのすばらしさを知った今、
主の戒めだけを握って、
重荷は、主に明け渡していきたい。