ダビデに油を注ぎ
ダビデ王家とサウル王家の戦いは長引いた(Ⅱサムエル3:1)が、イスラエル11部族の王であったイシュ・ボシェトが暗殺されたことにより、サウル王家の指導者はいなくなる。イスラエルの11部族は、ダビデがいるヘブロンにやって来た。イスラエルはダビデを王として立てて、12部族が1つにまとまった。両家の確執が取り除かれた時でした。
旧約時代においては、王や大祭司、預言者が、務めに就く時に、奉仕の働きを力をもってなすために「油注ぎ」を受けました。
イエス・キリストの、「キリスト」とは、「油注がれた者」という意味です。
(名前がイエスで苗字がキリストではなかったのです)
イエスさまは、神さまから油注ぎを受けられた方です。そして、聖霊の力を受け、地上の貧しい人々に仕えられました。
主の「油注ぎ」は、イエスさまだけではなく、イエスさまを信じるすべての人に与えられている。
自分に、聖霊による力が働かれていると思う瞬間を、わたしたちは幾度となく経験しているかと思う。
聖霊の油が注がれるとき、奉仕の働き、宣教の働き、和解の働きがなされていく。大きな喜びがその場所に起こる。
自分の弱さを自覚する時、ふがいなさを感じる時があるかもしれない。
しかし、それと同じように、わたしたちは、聖霊の力の強さを目の当たりにしていることも忘れずにいたい。
聖霊の力を、より強く、心に感じるために、この弱さが備わっているのだとするならば、
弱ささえも、感謝なことなのだ。
ユダ族とイスラエル11部族。身近な同じ部族の間には、長い軋轢があった。
しかし、11部族は、戦うことを止め、ダビデ王の元へと歩んで行った。
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イスラエルの全部族はヘブロンのダビデのもとに来てこう言った。「…わたしたちはあなたの骨肉です。これまで、サウルがわたしたちの王であったときにも、イスラエルの進退の指揮をとっておられたのはあなたでした。主はあなたに仰せになりました。『わが民イスラエルを牧するのはあなただ。あなたがイスラエルの指導者となる』と。(Ⅱサムエル5:1,2)
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どんなコミュニティであっても、ひとりひとりが、一致して、
お互いを支え合う姿に変えられていったならば、うれしいことだ。
日々感謝をもって、聖霊の力を受け取って、
神さまと人のために、仕えていきたい。