ダビデとヨナタン
******************************
ヨナタンの魂はダビデの魂に結びつき、ヨナタンはダビデを自分自身のように愛し、ダビデと契約を結び、着ていた上着を脱いで与え、また自分の装束を剣、弓、帯に至るまで与えた。(Ⅰサムエル18:1~3)
******************************
Ⅰサムエル記18章から20章には、ダビデとヨナタンの固く結ばれた友情があらわれている。ヨナタンとは、サウル王の息子である。サウルは、ダビデを殺そうとしていた。にもかかわらず、ヨナタンは、自分の父であり王であったサウルから、ダビデを、守り続けた。
友を大切に思う心をお互いに持つ、ダビデとヨナタン。2人から教えられることは、たくさんある。
******************************
ヨナタンはダビデを自分自身のように愛し、(Ⅰサムエル18:3)
******************************
彼は、自分自身のように、ダビデを愛した。そして、ダビデと同じく、主なる神を愛していた。
イエスさまの時代。
イエスさまのところを尋ねた律法学者が、イエスさまを試そうとして、「先生、律法の中で、どの戒めが最も重要でしょうか」と問うた時、イエスさまは言われた。
******************************
「『心を尽くし、魂を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』」これが最も重要な第一の戒めである。
第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』この二つの戒めに、律法全体と預言者とがかかっているのだ。」(マタイ22:37~40)
******************************
ヨナタンは、イエスさまの言われる最も重要な戒めに立っていたともいえる。
心を尽くして主を愛し、また、友を、自分自身のように、愛していた。
ダビデもまた、主を愛する者で、ヨナタンのことを大切にした。2人の麗しい友情の背後には、主がおられた。
生きている限り、人との関係は続く。
わたしとあなたの間にも、主がともに、とこしえにおられることを信じて、
お互いに、信頼を深めていくことを、大切にしたい。