カインのねたみ
野菜が作ってみようと思い立ち、庭の一角を耕し始めました。
土を耕す作業は、思った以上に力も根気も必要で、大変な作業でした。畑づくりは、一日にしてならず。
今週は、アダムとエバの息子たち、カインとアベルのお話、「カインのねたみ」。
土を耕す者となった兄のカインが持って来た主への捧げものに、主は目を留めず、
羊を飼う者となった弟のアベルの捧げものは、主の目に留まった。
****************************
カインは、激しく起こって顔を伏せた。・・・カインは弟アベルを襲って殺した。(創世記4:5~8)
****************************
「どうして、神さまは、私に目を留められないのだろう?」
「どうして私ではなく、アベルなのだろう?」
と、カインは、何回も問うたのだろうか。
カインの中で「ねたみ」が膨らんで、アベルの命を奪ってしまった。
人間は、どうしても、比較の中で生きることになる。
ねたむ気持ちを、生活の中にずっと持っていると、疲れてしまう。
アベルのどうして、を考えてみる。
お兄さん、どうして。
お兄さんも、神から愛されている存在だった。
***
****************************
「人間の心から、悪い思い(ねたみ)が出て来て・・人を汚すのである。」(マルコ7:21~23)
****************************
ねたみから解放されること、手放すことは、簡単ではないかもしれないけれど、
ねたみの感情、その存在に気づいたら、
ねたみを、素直に認めることから始めたい。
何でも、神さまに、話していい。
どうして、妬む気持ちが起こるのでしょうか?と、
問いかけていけばいい。
ねたみから解放されたことはあるだろうか?
あったとしたら、それは、すごいことだと思う。
神さまが、ひとりひとりを愛しておられ、
目的をもって、創造されて、この場所に置かれた。
このことを意識したい。
お互いに認め合うことができて、
一緒に、何かが始まればいいな。