カインのねたみ

野菜が作ってみようと思い立ち、庭の一角を耕し始めました。

土を耕す作業は、思った以上に力も根気も必要で、大変な作業でした。畑づくりは、一日にしてならず。

今週は、アダムとエバの息子たち、カインとアベルのお話、「カインのねたみ」。

土を耕す者となった兄のカインが持って来た主への捧げものに、主は目を留めず、

羊を飼う者となった弟のアベルの捧げものは、主の目に留まった。

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カインは、激しく起こって顔を伏せた。・・・カインは弟アベルを襲って殺した。(創世記4:5~8)
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「どうして、神さまは、私に目を留められないのだろう?」

「どうして私ではなく、アベルなのだろう?」

と、カインは、何回も問うたのだろうか。

カインの中で「ねたみ」が膨らんで、アベルの命を奪ってしまった。

人間は、どうしても、比較の中で生きることになる。

ねたむ気持ちを、生活の中にずっと持っていると、疲れてしまう。

アベルのどうして、を考えてみる。

お兄さん、どうして。

お兄さんも、神から愛されている存在だった。

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「人間の心から、悪い思い(ねたみ)が出て来て・・人を汚すのである。」(マルコ7:21~23)
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ねたみから解放されること、手放すことは、簡単ではないかもしれないけれど、

ねたみの感情、その存在に気づいたら、

ねたみを、素直に認めることから始めたい。

何でも、神さまに、話していい。

どうして、妬む気持ちが起こるのでしょうか?と、

問いかけていけばいい。

ねたみから解放されたことはあるだろうか?

あったとしたら、それは、すごいことだと思う。

神さまが、ひとりひとりを愛しておられ、

目的をもって、創造されて、この場所に置かれた。

このことを意識したい。

お互いに認め合うことができて、

一緒に、何かが始まればいいな。