イエスさまの先駆け ヨハネ1

Q.目上の人に逆らったことはありますか?目下の人から楯突かれ、逆切れしたことはありますか?

― あるなあ、どっちもある。今思い出してもおぞましい。しかし双方の比率を考えると、前者のほうが圧倒的多数なことに気づいた。非常に生意気。そんな過去に倒れそうになる。

人生で初めて、
絶体絶命のピンチにあって、
赦された、事件を覚えている。

昭和が終わり、平成になった頃のこと。
中学1年だった、わたしと友達の2人組は、ある日、
当時一番荒れていたグループメンバーのアジトである部室に来るようにと、お呼び出しを受けました。メンバーの子分にあたる同級生が、声をかけてきたのだ。

同級生:「悪いようにはならないから」

と、同級生はわたしの肩をポンと叩いたが、全然信用できない。1人ずつ、部屋に呼び出された。メンバーは横並びで数人、真ん中に、番長にあたる1年上のボス女子が睨みをきかせている。何で呼び出されているのかも、全く記憶にない。しゃべったこともない。震えあがっていたら、ボスが口を開いた。

ボス:「あんたら・・・こないだの放課後、自転車の2人乗りしてたやろ。」

え? 2人乗り??

・・ああ!!やってたやってた。思い出した。(※今は駄目です。ていうか昔も駄目)

私:「はい。」

ボス:「わたしらが『停まれ!』って、後ろから叫んでたのに、無視したよな。」

全然覚えていなかった。

私:「はあ」

ボス:「何で無視してん」

覚えていないから、答えようがない。

沈黙。

イライラしながら、ボスは言った。

ボス:「質問を変えるわ。一体、何のために、2人乗りして急いで帰ってん!!」

そこで、急に、思い巡らせた。

あれっ、このボスたちは、いつも、学校でかなり目立っているし、先生も大変そうだし、怖がっている子も多いけれど、今、わたしは、「2人乗りはいけない」という注意を、このボス達から受けている。あれっ、これって、ボス達の方が、正しいことを言っていないか??

沈黙。

何も言ってこない私に、みんな、イライラしていた。

ボス:「ちょっと、あんた!!聞いてんの??」

これは、終わらないな、と思って、

わたし:「あ、帰ってました」

とだけ、言った。

ボス:「・・・もう、あんた、帰っていいわ。」

よくわからないけど、帰された。

よかった。うちに帰ろう。

わたしは、友達と、下校した。

いろんな中学生がいる、

と思った、中1の冬でした。

明日に続きます。

すてきな、お花の写真を。

【今週のみ言葉】
見よ、わたしはあなたより先に使者を遣わし、あなたの道を準備させよう。(マルコ1:2)