これに聞け


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(イエスさまが、弟子たちに十字架の受難を予告した)六日の後、イエスは、ただペトロ、ヤコブ、ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。(マルコ9:2)
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この山は、近江富士より、ちょっと高い山らしい。
そこで、弟子たちは、驚く光景を目にした。白く輝く、イエスさまの栄光の姿であった。

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・・イエスの姿が彼らの目の前で変わり、服は真っ白に輝き、この世のどんなさらし職人の腕も及ばぬほど白くなった。(マルコ9:2,3)
エリヤがモーセと共に現れて、イエスと語り合っていた。(マルコ9:4)
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旧約聖書の中で、モーセは律法、エリヤは預言者の代表者であった。ルカ9:31の記述によると、イエスさまと、この2人は、エルサレムで成し遂げられようとしているイエスさまの最期について話し合っていた。

ペトロは、驚きすぎてパニックになったのか、「3人のために仮小屋を建てましょう」と、よく分からないことをしゃべりだした。
その時、雲がこの3人を覆い、中から、声が聞こえた。

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「これはわたしの愛する子。これに聞け。」(マルコ9:7)
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父なる神さまが、イエスさまに、聞きなさい、と、言われたのだった。

わたしたちは、

ある時に、主の臨在を知る。

周りを照らす、主の栄光の中にあるその時、

じぶんの、ありのままの貧しさをも包まれていると思う。

「これに聞け」、という、神さまのメッセージは、

「わたしの子、イエスに聞けば、たいじょうぶだよ!」と、

神さまが励ましてくださっている。

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帰ってきたら、ぶどうが2房、置いてあった。

近所の方が、庭で作ったぶどうだった。

大きくて、甘くて、おどろいた。

ぶどうが、家の庭でつくれるのか~すごいな~!と、

感動した。

急に家にぶどうが現れたので、

カナの婚礼のことを思った。(ヨハネ2章)

結婚式の途中で、ぶどう酒がなくなりそうになったとき、

イエスが、召使たちに「水がめに水をいっぱい入れなさい」と言われると、

召し使いたちは、その通りにして、水がすべて、質の良いぶどう酒になったのだ。

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イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、その栄光を現された。(ヨハネ2:11)
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この時、最初の、メシア到来のしるしが示されたのだった。

ぶどう酒に変えられた時は、

母マリヤが、「ぶどう酒がないのよ~!」と言った時ではなかった。

イエスさまが召使いに言われるタイミングがあった。

母マリヤ、召使いたちは、

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「これはわたしの愛する子。これに聞け。」(マルコ9:7)
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この、神さまの願いを、実践したのであった。

イエスさまは、恥を覆い、喜びに満たしてくださる方。

わたしたちの弱さや、しんどいところを、すべてご存知の方。

いつも、この方に、聞いて、歩んでいこう。

教会の庭、シュウメイギクがたくさん咲いていました!