「しょうがない」と言わないで

生きていると、気落ちして

「しょうがないか」とあきらめてしまうことがあるかもしれません。

しかし、そのような心持ちに対して、

イエスさまが、弟子たちに教えられている箇所がある。

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イエスは、気を落とさずに絶えず祈らなければならないことを教えるために、弟子たちにたとえを話された。

「ある街に、神を畏れず人を人とも思わない裁判官がいた。ところが、その町に一人のやもめがいて、裁判官のところに来ては、『相手を裁いて、私を守ってください』と言っていた。

裁判官は、しばらくの間取り合おうとしなかった。しかし、その後に考えた。

『自分は神など畏れないし、人を人とも思わない。しかも、あのやもめは、うるさくてかなわないから、彼女のために裁判をしてやろう。さもないと、ひっきりなしにやってきて、わたしをさんざんな目に遭わすにちがいない。』」

それから、主は言われた。
「この不正な裁判官の言いぐさを聞きなさい。まして神は、昼も夜も叫び求めている選ばれた人たちのために裁きを行なわずに、彼らをいつまでもほうっておかれることがあろうか。言っておくが、神は速やかにさばいてくださる。・・」(ルカ18:1~8)
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最近、忍耐をもって求めることを

絶対にあきらめないコの存在に気がついた。

うちのネコだ。

ネコのエサには、ドライフード、缶入り、おやつ等、

種類が幾つかあるのだが、

その中で、うちのネコの大好物が、

液状のおやつ「チャオ 〇ゅ~る」だ。

朝一番になると、他のエサには目もくれず、

「チャオ 〇ゅ~る」を、求め続ける。

朝、わたしが目を覚まし、布団を出た瞬間から、

もう目が合っている。

それから、しばらく、エサをあげるまで追いかけまわされる。

普段鳴かないネコがニャーニャーと叫んで、

わたしや主人の後ろを追いかけまわす。

それでも放っておくと、

エサ入れの前にお座りして、

つぶらな瞳で、じっと、見つめてくる。

そのまなざしに、ついに根負けをして、

わたしたちは、「チャオ 〇ゅ~る」をあげることになる。

親バカならぬ、飼い主バカな話だが、

私は、ネコの「チャオ 〇ゅ~る」欲しさから来る、

純粋な姿と、忍耐強さに、

心を打たれている。

「あ~、今日は『〇ゅ~る』もらえないな~。しょうがないな~、あきらめてドライフードにするかぁ~」

・・って、思っていないのだ。うちのネコは。

「求めよ、さらば与えられん(マタイ7:7)」

の御言葉を、

ネコが実践している。

わたしたちが、あきらめてどうする。

と、思った。

主を信じて、

求める気持ちを忘れずに、

今週も、歩んでいきましょう。

教会の庭から★

しゃあないと /
 嘆いちゃいやよ /
  時鳥草(ほととぎす)