御心のままに
日曜日の夕方、給油のためにガソリンスタンドに行ったら、車でいっぱいでした。週末にガソリンが特売であることを、みんな知っているのです。
サマリアの女(ヨハネ4章)のことを思い出しました。
もし、彼女が今ここにいたとするならば、きっと彼女は、特売日ではなく、平日の真昼間に車を走らせているかもしれないと思いました。彼女は、だれとも話さず、用が済んだら、さっと家に帰る生活をしていたかも?
でも、彼女の、人目を避けて、暑い真昼に井戸に水を汲みに来る彼女の気持ちは、どこか他人事とは思えないところがあります。わたしにも、なんとなく、人が少ない時間帯をわざわざ選んで、行動していたことがありました。
彼女は、サマリア人の女性で、ユダヤ人社会では差別される側の人達でした。加えて、私生活でも、少し人と違うところがあった。彼女は、そんな自分の心を打ち明けることもなく、黙々と、日々の渇きを満たすために、井戸の水をくんでいたことでしょう。イエスさまは、そのような境遇にいた彼女に会うために、イエスさまの方から、出向かれました。イエスさまは、苦しむ人々の、声にならない叫びを、決して、聞き逃されない方です。
******************************
イエスは、(女に)答えて言われた。
「この水を飲む人はみな、また喉が渇く。
しかし、わたしが与える水を飲む人は、永遠に渇くことがない。
それどころか、わたしが与える水は、
その人の中で泉となって、永遠の命に至る水が湧き出る。」
女はイエスに言った。
「主よ、喉が渇くことのないように、
また、ここにくみに来なくてもいいように、
その水をわたしにください。」
(ヨハネ4:13-15)
******************************
サマリアの女は、イエスを救い主と信じて、変えられ、
水がめを置いて、町の人々に福音を伝えに行きました。
彼女の内側に、枯れることのない泉が出来た。
彼女は、その枯れない水を分かち合うために、
自分から、人々の方へ向かって行ったのです。
彼女から福音を耳にした町の多くのサマリア人は、
イエスさまの所に行き、
イエスさまを救い主と信じて受け入れました。
み言葉は、
尽きることのない、枯れない泉として、
わたしたちの中にとどまっています。
イエスさまに出会って、変えられたことの証しや、
イエスさまのみ言葉を、
一緒に分かち合っていくことを、
大切にしたいと思いました。
これからのこと、祈りつつ、
歩んでいこうと思います。
【今週のみ言葉】
「神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださる方です。」(ピリピ2:13)